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アビスリウムのおさかな

アビスリウムで創造出来る魚について調べるブログです。

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イエティ蟹

イエティクラブ

イエティ蟹 Yeti crab
モデルキワ・ヒルスタ
(Kiwa hirsuta)
分類エビ目ヤドカリ下目キワ科キワ属
生息地太平洋南極海嶺
深度2200m

2018年のバレンタインイベントで実装された生き物です。
このイベントで実装された生き物は、小さなセミクジラのつがいをのぞき、バレンタイン珊瑚に結合、または拡張のオブジェとしてゲーム内に配置出来るようになっています。
今までのお魚達と違い、出しておける魚の最大数にカウントされないので、深海が一段と賑やかになりましたね。管理画面でもイベント魚を出したりしまったりは出来ないので、イベント終了後はどのような扱いになるのか気になるところです。

このイエティ蟹は2005年に深海から見つかった新種の生物です。アビスリウムでは蟹と呼ばれていますが、ヤドカリの仲間です。
特徴はハサミに生えた白い毛で、これがイエティクラブと呼ばれる由来なのですが、アビスリウムでは毛が生えているようには見えませんね。
種族名のキワ・ヒルスタはポリネシア神話の女神「キワ」とラテン語で毛むくじゃらを意味するhirsutaが由来になっています(このような理由で付けられた「キワ」という名前ですが、本来はマオリ神話に登場する男性の神様の名前のようです)。
本来は深海の熱水噴出孔付近に生息していますが、ゲーム内でのイエティクラブは橋珊瑚(英語表示にするとbranch coralとなっているので枝珊瑚の間違いだと思います)とセットで配置されています。イエティクラブの特徴であるハサミの毛は、中に微細な生物を蓄えるためのもので、この生物を使って熱水噴出孔から吹き出す有害な鉱物を解毒すると考えられています。

参考・出典サイト
wikipedia キワ・ヒルスタ
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まねっこ蛸

ミミックオクトパス

まねっこ蛸 MImic Octopus
日本での名称ミミックオクトパス
分類八腕類上目マダコ科
生息地インドネシア・グレートバリアリーフ・紅海など

Mimic Octopus2 Mimic Octopus 2
ミミックオクトパスは比較的小さなタコの仲間で、足を広げた大きさは大きくても60cm程です。
その名の通りmimic=まねっこ、が大得意で、様々な生き物に擬態をします。
擬態をする理由は他の捕食者から身を守る為であり、毒のある生き物のまねをすることが多いようです。(この自身の生息域に住む別の毒をもつ生物に擬態する事を、ベイツ型擬態と言います)
その対象は、ミノカサゴ、ウミヘビ、ウミシダ、クラゲ等で、なんと!自身に迫る敵に合わせて擬態を変えることも出来るそうです。例えば、スズメダイに齧られそうになれば、逆にスズメダイを補食してしまう大きなイソギンチャクに姿を変える、といった具合です。イカやタコの仲間はとっても賢いですね!
他にも縞模様を消して砂地と同じ色合いになり、ヒラメやカレイの動きをまねて目立たないように移動することも出来ます。獲物を待つ時は無害なウミシダに擬態し、巣穴に戻った後はシャコのまねをしてハサミを出し、ウミヘビのまねをして頭の形をそっくり再現したり、、、ミミックオクトパスの擬態のレパートリーは分っているだけで40種類を超えるそうです!
先に毒のある生き物に擬態する事をベイツ型擬態と紹介しましたが、周囲の環境に擬態して獲物にも敵にも見つからないようにするのを隠蔽擬態と言い、獲物を待つために擬態を攻撃擬態と言います。
ミミックと言えば某RPGの宝箱に化けたモンスターを思い出しますね。こいつはじっと宝箱に化けて補食の機会を窺う、攻撃擬態ですね。

アビスリウムのミミックオクトパスというと、何かに擬態している様子は無く、巣穴の樽型スポンジから頭を出したりひっこめたりしていますね。この樽型スポンジ、聞き慣れない名前で、最初はフジツボか何かだと思っていたのですが、なんとミズガメカイメンという巨大な海綿の仲間でした。
Barrel sponge (Xestospongia testudinaria)
このミズガメカイメンを調べると、樽型の内部にお魚やウツボが住み着いている画像が見つかりました。ミズダコっぽいタコが住んでいる写真もありましたが、ミミックオクトパスがこのミズガメカイメンを巣穴にしている写真は見つかりませんでした。
ミミックオクトパスは砂地に巣穴を作るようで、砂地から頭だけ出している写真は結構見つかるのですが、、、

参考・出典サイト

wikipedia ミミックオクトパス
おきなわ図鑑 vol.5 擬態するタコ ミミックオクトパス

スノークジラ

スノークジラ

スノークジラ snow whale
モデルセミクジラ
分類セミクジラ科セミクジラ属
生息地北極圏以外
イベント魚の紹介記事はどうしても憶測となってしまう事をご了承ください。

スノークジラは2017年のクリスマスイベントで実装された生き物です。
2016年実装のスノーフレーククジラと比べて体高のある、がっしりしたフォルムが冬の山のイメージとマッチしてとっても魅力的ですね!

モデルはセミクジラ科だと思われます。上あごをえぐるように大きく湾曲した下あごと、唇の周りのコブが特徴です。セミクジラ科ではホッキョククジラが有名ですが、これにはコブがありません。
セミクジラの仲間は生息域により、セミクジラ、ミナミセミクジラ、タイセイヨウセミクジラそしてホッキョククジラ属のホッキョククジラがいます。ホッキョククジラは前述の理由でモデルの特定から除外されますが、スノークジラが他の3種のうちのどれかまでは分りませんでした。(ソース付きで情報求む!)

セミクジラ属の特徴である唇付近のコブ(カロシティと呼ばれます)ですが、これは皮膚が硬化した角質です。上あごの先端にできた特に大きなものはボンネットと呼ばれます。
セミクジラは歯の代わりに食事用に無数のヒゲを生やしたヒゲクジラ類で、ザトウクジラのようにプランクトンを海水ごと吸い込み、そのヒゲで濾しとって食べます。ザトウクジラのような下あごのうねのついた袋は持っていません。

このように回遊しながら食事を摂るセミクジラですが、以前海底に横倒しになり、口の片側から底砂を吸い込みもう片側から出す、、、といった映像をみた覚えがあるので紹介したかったのですがネットでは映像もそのような記述も見つけられませんでした、、、もう少し調べて追記できたらいいなと思います。

参考・出典サイト

東京海洋大学水産資料館 セミクジラ
イルカ・クジラ・アシカWORLD
wikipedia セミクジラ

以下自分語り^^;

私がアビスリウムを始めたのはクリスマスイベントの途中だったのですが、最終報酬がこのクジラさんだと分ってからは鬼のようにキャンディーを集めてしまいました^^;
月の歌のレベルも上げまくって、そのおかげで今はゲームの進みが楽になっています。
さて、このスノークジラ。ブログを立ち上げる一番の動機になった生き物です。
私は元々生き物全般が好き(アマチュアですが)なのですが、アビスリウムをプレイしていて面白いのは、英名を仮名に直したお魚やそもそも元の名前が分らないイベント魚でも、グラフィックがなかなかに正確で、同定ごっこができる所だったのです。
で、このスノークジラ、イベントメニューの小さなアイコンではなんだか分らず、入手も大変そうなのでスルーしそうだったのですが(ベルダンボオクトパスが当初の目標でした)、図鑑で見てみるとこれはセミクジラじゃないですか!!!
セミクジラ科の仲間は以前某博物館で行われた大哺乳類展(でかい生物を集めたってやつです)で標本を見て以来お気に入りの生き物でした。
食事の為の長いヒゲを口内に収納する為に大きく湾曲した下あごの骨が特徴で一度見たら忘れられません。
そうやってお気に入りを思い出せる体験、水族館で「このお魚知ってる!」という楽しさがアビスリウムにはあります。水族館にクジラいませんしね。
アビスリウムをきっかけに自分の知識の整理と補完が出来たらいいな〜みたいな思いつきで始めたブログです。
他にもアビスリウムのお魚を調べて紹介されているブログさんはすこーし見つかっていたのですが、当ブログでは和名の特定や生態まで、アビスリウムをとっかかりに現実の生き物について詳しく記事を書く事を目的としてみました!

ダムセル・クロミスの仲間

名前と特徴

〜ダムセルまたは〜クロミスの仲間は、スズキ目ベラ亜科スズメダイ科のお魚です。厳密に言いますと、「クロミス」はスズメダイ科スズメダイ属の事を指し「ダムセル」はスズメダイ科内の複数の属に跨がって使われている名前です。
アビスリウムで一番始めに出会えるクマノミもスズメダイ科(クマノミ属)の仲間です。スズメダイ科ではクマノミ以外にもミツボシクロスズメダイ(ミスジリュウキュウスズメダイ属)の幼魚もイソギンチャクと共生をします。このミツボシクロスズメダイですが、アビスリウムではドミトリーダンゼルという名前で登場しています。このお魚のことを調べると色々面白かったのでまとめて記事にしたいです。
スズメダイと言えば観賞魚のルリスズメダイが有名ではないでしょうか。ルリスズメダイと良く似たソラスズメダイは、私の地元では夏になると港の堤防の下でキラキラ群れて泳いでいるのを見る事も出来ました。

ダムセル・クロミス(スズメダイ科)の一覧

ブラック&ゴールドダムセル ブルーピン(フィン?)ダムセル クロスダムセル ブルーグリーンクロミス
ブラックバークロミス ジュエルダムセル ピンクスミスダムゼル スリーストライプダムゼル
ドミトリーダンゼル ブラックホワイトクロミス

参考・出典サイト

wikipedia スズメダイ科 wikipedia chromis

クラウンフィッシュの仲間

名前と特徴

クラウンフィッシュ(clown fish)は日本語ではクマノミの仲間を指す言葉です。 
英語では他にアネモネフィッシュ(anemone fish)とも呼ばれるようです。 clownはピエロという意味で、身体の模様がピエロのお化粧に見える事でそう呼ばれているのでしょうか。
anemoneはイソギンチャクの英名see anemoneからきています。クマノミがイソギンチャクと共生関係にあるからつけられた名称ですね。さしずめイソギンチャクウオといったところでしょうか。
日本での名称であるクマノミは漢字で書くと隈の実です。隈は歌舞伎で役者さんが顔に施す隈取りの意味を持っています。クマノミの模様が歌舞伎の隈に見えたのでしょう。英語のclown fishと通ずるところがありますね。 

クマノミの特徴はイソギンチャクとの共生と性転換です。 クマノミが住処とするハタゴイソギンチャクも他のイソギンチャクの仲間と同じく触手の先に毒を持っています。そのため他の魚は容易に近づくことが出来ませんが、クマノミはイソギンチャクの毒に対して免疫を持ち、また体表を覆う粘液は刺激を和らげるためイソギンチャクとの接触が可能です。
ハタゴイソギンチャクを文字通り生涯の宿としているクマノミですが、イソギンチャクを齧りに来た魚を追い払ったり、表面についたゴミを取ってあげたりと、イソギンチャクにとっても有益な関係であるようです。

クマノミは性転換をすると言いますが、まだ性別の定まっていないクマノミは身体の大きさで後から雌雄が決まるそうです。イソギンチャクの上でつがいになった二匹のうち、身体が大きくてより多くの卵を作れる方がメスとなり、もう一方がオスになります。しかしメスがいなくなると、今度は身体の大きなオスが性転換してメスとなり、性別の決まっていなかった個体がオスとなってつがいとなります。

生涯イソギンチャクの上で生活し、住処としたイソギンチャクから離れることがないクマノミですが、アビスリウムでは石の周りを自由に泳ぎ回っていますね。
私はクマノミの仲間ではワイオミングホワイトがお気に入りです。

クラウンフィッシュの一覧

ペルクラクラウン レッドクラウン ブルークラウン スノーフレーククラウン
ピンクスカンククラウナフィッシュ ワイオミングホワイトクラウンフィッシュ ジョガルにクラウンフィッシュ ブラック&ホワイトクラウン


参考・出典サイト

wikipedia クマノミ亜科 熱帯魚レンタルN&Aコラム

プロフィール

HN:
たぷたぷ彦
性別:
非公開
自己紹介:
生き物好きでゲーム好きな、しがないフリーターです。

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