名前と特徴
クラウンフィッシュ(clown fish)は日本語ではクマノミの仲間を指す言葉です。
英語では他にアネモネフィッシュ(anemone fish)とも呼ばれるようです。 clownはピエロという意味で、身体の模様がピエロのお化粧に見える事でそう呼ばれているのでしょうか。
anemoneはイソギンチャクの英名see anemoneからきています。クマノミがイソギンチャクと共生関係にあるからつけられた名称ですね。さしずめイソギンチャクウオといったところでしょうか。
日本での名称であるクマノミは漢字で書くと隈の実です。隈は歌舞伎で役者さんが顔に施す隈取りの意味を持っています。クマノミの模様が歌舞伎の隈に見えたのでしょう。英語のclown fishと通ずるところがありますね。
クマノミの特徴はイソギンチャクとの共生と性転換です。 クマノミが住処とするハタゴイソギンチャクも他のイソギンチャクの仲間と同じく触手の先に毒を持っています。そのため他の魚は容易に近づくことが出来ませんが、クマノミはイソギンチャクの毒に対して免疫を持ち、また体表を覆う粘液は刺激を和らげるためイソギンチャクとの接触が可能です。
ハタゴイソギンチャクを文字通り生涯の宿としているクマノミですが、イソギンチャクを齧りに来た魚を追い払ったり、表面についたゴミを取ってあげたりと、イソギンチャクにとっても有益な関係であるようです。
クマノミは性転換をすると言いますが、まだ性別の定まっていないクマノミは身体の大きさで後から雌雄が決まるそうです。イソギンチャクの上でつがいになった二匹のうち、身体が大きくてより多くの卵を作れる方がメスとなり、もう一方がオスになります。しかしメスがいなくなると、今度は身体の大きなオスが性転換してメスとなり、性別の決まっていなかった個体がオスとなってつがいとなります。
生涯イソギンチャクの上で生活し、住処としたイソギンチャクから離れることがないクマノミですが、アビスリウムでは石の周りを自由に泳ぎ回っていますね。
私はクマノミの仲間ではワイオミングホワイトがお気に入りです。
クラウンフィッシュの一覧
ペルクラクラウン |
レッドクラウン |
ブルークラウン |
スノーフレーククラウン |
ピンクスカンククラウナフィッシュ |
ワイオミングホワイトクラウンフィッシュ |
ジョガルにクラウンフィッシュ |
ブラック&ホワイトクラウン |
参考・出典サイト
wikipedia クマノミ亜科 熱帯魚レンタルN&Aコラム