名前と特徴
エンジェルフィッシュの仲間は日本ではヤッコダイと呼ばれ、スズキ目キンチャクダイ科のお魚達のことを指します。太平洋・大西洋・インド洋の熱帯域に広く分布しますが、西部大西洋に住む種類が多いです。チョウチョウウオ科とは近縁で、よく似た姿をしていますが、キンチャクダイ科にはえらぶたの後ろに鋭い棘があり、それによって識別されます。この棘が奴凧に描かれているヒゲのように見えるため、ヤッコダイと呼ばれるようになりました、、、らしいのですがどうでしょう、やっこのヒゲに見えますでしょうか?
エンジェルフィッシュと言いますと、淡水魚にもエン「ゼ」ルフィッシュがいますね。日本語ですと海水魚をエンジェルフィッシュ、淡水魚をエンゼルフィッシュと発音で区別していますが、英語では海水魚をMarine Angelfish淡水魚をFleshwater Angelfishと区別するようです。
wikiのエンゼルフィッシュの記事によると、エンジェルという名前は大きなひれでゆったり泳ぐ様子を天使に例えたもの、とあります。海に住むエンジェルフィッシュも同じ理由でそう呼ばれるようになったのでしょうか。確かに両方ともぺったんこ(側扁した)の身体の上下に大きめのヒレが付いていますね。

これはニシキヤッコというお魚ですが、この科の特徴である棘がよく写っているのでお借りしました。ヤッコダイの仲間は縄張り意識が強く、喧嘩の際にこの棘を使います。

淡水魚のエンゼルフィッシュです。こちらはスズキ目ベラ亜目のお魚です。こちらも美しいお魚ですが、アビスリウムには今の所は海水魚しか登場していませんね。
参考・出典サイト
wikipedia キンチャクダイ科 wikipedia エンゼルフィッシュ
主婦の友社「はじめての海水魚」
ディック・ミルズ著「観賞魚の写真図鑑」